見えない努力〜ボッチャの練習風景レポート〜


1%の可能性を信じて練習していることとは?

去る4月17日、名古屋市内某所で行われた「加藤啓太選手」の練習に同席させていただきました。
加藤啓太さんは、脳性麻痺の障害者でありヘルパーステーションの経営者、そして障害者スポーツボッチャの日本代表に10年連続選ばれた実績があります。
今は代表落ちしていますが、再起をかけるために頑張っています。

僕との関わりは、電子書籍を出版させていただいた仲です。
「1%の可能性を信じれば夢は叶う」

そんな加藤さん、今年は6月の浜松大会、7月の宮崎大会、11月の日本選抜試合で勝つためにボッチャの練習にも励んでいるのですが、ボッチャとは何か?よく知らない方がまだ多いのも事実。
そこで今回、ボッチャの練習は一体どんな事を練習しているのか? ボッチャとはどんなスポーツなのかを知ってもらうため、を実際に見させていただいた事をレポートさせていただきました。

 

 

 

◆そもそもボッチャとは?

ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目。

ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかで点数を競います。

競技として行う場合、ボールの選択、投球をどのようにするかを戦略的に考えて行い、ジャックボールに近づけるだけでなく、ボールを近づけないようにしたり、相手のボールを弾いたりして、点数を取り合い勝敗を競います。

 

 

◆ボッチャをプレーする時は、競技アシスタントが必要

 

加藤啓太さんは脳性麻痺の障害者。そのため1人で投球はできません。ボッチャのクラスでいうと「BC3」というクラス。

BC3の場合は、競技アシスタントと共にプレーをします。

競技アシスタントは、コートを見ることができません。ランプと呼ばれるレールの調整、ボールの選択、ボールを置く事以外をするのはルール違反となります。

ですので、選手自身の戦略はもちろん、競技アシスタントとの意思疎通や連携をする事も必要となります。

 

 

 

◆ボールの調整

ボッチャのボール、すべて一緒のように思えますが、重さや材質に違いがあり、試合ではボールを使い分け投球をします。
このボールの重要性について、練習でやっていた事を絡めてレポートしました。

 

・なぜやるのか?

ボールの飛距離、転がす方向を戦略的にするために、ボール自体の調整が必要。
1g単位、ボールの固さが重要なので、適時調整が必要なようです。
今日の練習でもボールの重さ調整、固さの調整が行われていました。

 

・ボッチャのボールの重さはどのくらい?

ルールにより「275g±12g」であること。1g単位でボールの飛距離が変わります。
軽いとボールは転がりますが、弾かれやすくなる。
重いとボールは転がりにくいですが、弾かれにくくなる。
ですので、重さの調整も練習の一環として行われているとのことでした。

 

 

◆投球練習模様

 

加藤啓太さんの投球練習、この日は狙ったエリアにボールを入れる練習でした。

狙った所にボールを転がす事はとても重要、点数とれるかはジャックボールにどれだけ近づけられるかだからです。

一球の投球で、勝つか負けるかが変わってきます。

この日は調整のため、思った程うまくいっていないようでしたが、今のボールの状態を確認したり、最近新しくしたランプと呼ばれるレールの感触を確認しているようでした。

 

 

◆ボールとランプに触れてみました

レポート中、僕も使用するボールとランプに触らせてもらいました。

ランプは、木でできておりとっても重い。競技アシスタントの方が練習で疲れますといっていたので、理由がよくわかりました。
ボールは固いものとやわらかいものとあり、これで使い分けしているんだなというのが触ってみて違いを感じました。
実際に触れてみないとわからないものですね。

 

加藤啓太練習レポート04

 

◆実は映画にもなっているボッチャ

知る人ぞ知る映画、2014年公開された映画「抱きしめたい真実の物語」で、ヒロイン役ヒロインの北川景子さんがボッチャの競技者を演じていました。

障害者の模様が描かれている映画、障害をもって生きるとはどういうことなのか、その中でボッチャも行われますので、参考として見てみていただきのもいいと思います。

 

【参考サイト 東宝WEB:https://www.toho.co.jp/movie/lineup/dakishimetai.html

 

◆加藤啓太さんのこれからの挑戦

加藤啓太さんは、過去10年間日本代表でしたが、今は代表落ちをしています。今はヘルパーステーションKEI愛の経営者でもあります。

それでも2020年パラリンピックを目指し、7月の宮崎日本ボッチャ選手権予選、11月開催予定の大阪日本ボッチャ選手権本戦で勝つために頑張っています。

 

なぜ、ここまでやるのか?
それは理由があります。

ボッチャが大好きでまだプレーをしたいという自身の好きという思い。
自分が再びボッチャで活躍する事を通じて、「諦めずにやり続ければ夢は叶う」事を、ボッチャを通じて伝えていきたい。
もう1つ、夢を与えられる存在になりたい。という思い。

この思いを達成するためには、ライバルである多くの選手に勝たなければなりませんが、思いを実現させるために頑張ってもらいたいです!
これからも加藤啓太さんを応援していきます!

もし、加藤啓太さんに少しでも興味をもたれた方、毎日ブログを書かれていますので、ぜひ一度見てみてください。

加藤啓太 公式サイト
http://katou-keita.com/

 

編集長

関上 直人

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