加藤啓太選手 第19回全日本ボッチャ選手権大会予選模様


勝負の世界は何が起こるかわからない

 

7月8日、9日、加藤啓太選手のボッチャ応援で、宮崎県宮崎総合体育館で行われた、第19回全日本ボッチャ選手権大会へ行ってきました。

 

 

まずは開会式、西日本の予選会ということもあり、たくさんの人が集まっており、現地スタッフの方の対応もとても親切でした。

今大会は、6つのクラスの予選が行われ、BC1・BC2・BC3・BC4・OP座位・立位クラス、それぞれの本戦出場をかけて戦います。

加藤選手は、BC3クラス。開会式前はテンション高く写真を1枚。
この時はとてもテンション高かったのですが、試合模様は後程。

 

 

 

簡単にボッチャのルール紹介

ボッチャの事を知らない方もいると思いますので、簡単に勝敗に関するルール部分を解説します。

規定のコート内にジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールを投げ、その後、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げます。
転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかで点数を競います。点数計算は、ジャックボールに近いボールの数だけ点数が入り1ゲーム終了。
(1ゲームの事をエンドと呼びます)

今大会は、各試合4エンド行いました。

 

 

試合開始 〜観戦側から感じたこと〜

今回は日本選手権の中でも西日本ブロック予選リーグ戦、3人の総当り戦でした。
本戦に出場するには、1位になる必要がありましたが、試合前は勝てると意気込んでいました。

そして11時30分、加藤選手の試合が始まりました。

相手は女性でベテラン選手。お互いに何度も対戦している中ではあるものの、練習した事をやれば勝てるはず。

そう臨んだ試合に悲劇は起こります。これからお伝えするのは観戦側から見て感じた事と「スコア結果」という事実です。

 

 

第1エンド 0−2

相手から攻める場面でしたが、相手はあまりジャックボールに自分のボールを寄せられずにいました。これは第1エンドから得点するチャンスか?

と思っていたら、加藤選手の投球に問題発生。加藤選手はボール投球する時、ヘッドギアを使って押し出す形で行うのですが、その押し出すのがうまくいかない。時間がかかってしまうと大きな問題があります。

ボール投球は「各エンド合計6分」という時間制であり、6分の間に6球投げきらないと、ボールが残っていても投球ができなくなります。近い事例として、将棋の公式戦で持ち時間あるようなものです。

結果、加藤選手は4球しか投げれず、しかも相手の得点チャンスにつながってしまいました。これは3〜4点取られてしまうかも?

ですが、相手も思うようにボールを投球できずに、このエンドは2点取られたのみで終了。

次に巻き返せればと思いましたが、次のエンドで大きなミスが起きます。

 

 

第2エンド2−0

スコアだけみれば、加藤選手は2点獲得していますが、問題は内容です。このエンドが後々振り返ると勝敗に大きく左右された気がします。

加藤選手から攻める場面、1球目はまずまずの位置。相手はあまりボールをジャックボールに寄せれず、6球とも先に相手が投げる形になりました。得点は取れなかったものの、ある程度加藤選手の邪魔をして、得点をとりずらくはしていました。

ただ、ボールの配置を見ると、いつもの加藤選手ならこれは3〜5点取れんじゃないかという状態でしたので、チャンスだと思っていたのですが、ここから問題が起きます。

ミスになったのは2球目。攻めていく投球をすると思いきや、テクニックでただ1点を取りにいった投球。見ている側は「これは…」と思っていたら、3,4球目も同じような投球で得点につながらず、5球目でようやく攻めましたが、時すでに遅し。結果は2点獲得で終わりました。

 

 

 

第3エンド 1−0・第4エンド 0−1

第3エンド、相手の攻めの中1点とったものの、第4エンドは自分の攻めにもかかわらず、ボールが思った所にいかず1点取られてしまい、同点となりタイブレークに突入。

 

 

タイブレーク 敗北

同点で終わった場合はペナルティー戦になります。ジャックボールはコート中央にある状態からゲーム開始。6球ずつ投げ合いましたが、相手がピタッとジャックボール近くに寄せ、加藤選手は巻き返しを図る事ができずに敗北しました。

※相手選手、思ったほどボールが寄らない場面はありましたが、狙った所にボールを寄せる場面もあり、ベテラン選手の技術を感じました。

そして同日、リーグ戦で相手選手の別試合があり、相手選手が勝ったため、加藤啓太選手は予選敗退が確定となりました。

 

 

2日目 8−4で勝利

予選敗退が決まった後の試合、相手選手は、ボッチャをやり始めて間もない選手でした。昨日とは一転し、練習通りのボッチャをする事ができ、見事勝利しました。

 

 

結果を受けて〜なるべくして起きた結果〜

試合の振り返りは、長年ボッチャを共にしてきたお父さん、競技アシスタントの方としていました。ここで細かい事は掲載しませんが、気になったフレーズを1つだけご紹介。

 

「練習でやってきた事が、試合で出し切れていなかった」

 

僕も近くで話を聞いていて、やってきた事=練習してきた事。であり、練習は「勝利」という結果を出すためにやること。練習でやったことを出せなければ、勝てない。

「練習ではうまくいってたのに…」は言い訳になってしまいます。相手も練習をしているので、お互いの力がぶつかり合うのが試合であり、どれだけ練習してきても、勝った人が勝ちという事実。

応援している身として非常に残念ですが、僕よりも誰よりも加藤選手が辛いと思います。

 

個人的な所感として、今回の加藤選手は、力を出しきれなかったように感じました。練習した事をやり切って負けてしまったのなら、力が及ばなかったという悔しさの中に納得もできると思います。

ただ、今回はやりきれなかった感があったと思います。

だからこそ、加藤選手は、今回の予選敗退を受けて来年も現役続行を決意されました。

 

最後に、全体を通して感じたこと。

今回応援していて、やってきた事をどんな場面でも出せるようにする事が大事だなと思いました。
仕事でも、1回のラッキーで大きな成果を出すより、小さな成果をコンスタントに出し続ける事の方が難しい。

ついつい大きな結果に目が行きがちですが、大きな結果は小さな結果の積み重ね。今日の事は自分の教訓にもして、地道にやり続ける事をしていこうと思います。

 

試合内容はどうであれ、変わらないモノ「敗北」

負けるのは本当にくやしい。

応援している人が望む結果が出なかったのは残念でありません。

ただ、どんな事にも必ず意味があるので、この「敗北」を次に活かして欲しいと願っています。

 

 

編集長

関上 直人

 


 

◆関連リンク

加藤啓太選手のブログ

連続更新100日以上、毎日ブログを書かれています。

障害者・経営者・スポーツ選手として日々感じられた事、起きた出来事などを書かれています。

今日の記事で、加藤選手に少しでも興味を持たれた方いましたら、よろしけばコチラもご覧ください。

加藤啓太 オフィシャルブログ

 

 

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