知的財産権の必要性を楽しく体験できた「知財でポン」研修ゲーム会レポート


こんにちは、関上です!

先日7月23日 研修ゲーム会「知財でポン ゲーム体験会」に参加してきました。

今回、知財でポンのゲームデザインをされた橋本高志さんが奈良県からきていただき、ゲームを作るポイントやゲーム制作秘話!?など解説いただき、実際にプレーをしました。

知財でポン、どんなゲーム目的かを一言でいいますと
「自身や仲間が制作した芸術作品を社会へ広めていく」というストーリーを軸につくられた協力型カードゲーム」

社会へ広めるためには、様々な障害があると思います。それをゲームとしてわかりやすく、協力体制で、連携を取る必要性など、ゲームをする事で学び得られた事がたくさんありました!

参加してみての印象、
協力型ゲームでみんなで勝つのは1人勝ちより達成感がある!
権利は独占のようで、みんなで分かち合うもの。

知財でポン

URL:https://chizai.goodjobcenter.com/cardgame/

 

【本記事の目次】
1.ゲームデザインをされた橋本さんよりゲームの紹介
2.実際にゲームをプレー
3.感想とまとめ

 

1.知財でポンが生まれるまで~ゲーム作りは楽しいもの~

まずは、橋本さんよりご挨拶とゲーム作りについて、お話していただきました。
橋本さんは、社会福祉法人ぷろぽのにて勤務されています。特技がなんとじゃんけんが強いこと!
勝率80%なんです。というお話から、実際に参加者でじゃんけん10回勝負をしましたが、なんと9回勝利!
強運の持ち主です(笑)

 

知財でポン 研修ゲーム会

 

そんな橋本さんがゲーム作りする上で、一番大切にしていること

「遊びを通じて夢を作る」

私もゲームが大好きな1人として、遊びをするのは何かを達成する。夢というのはとても良いなと思いました。

 

続いて、実際にゲームを作る上で重要なポイント

「動機づけ」

どんなに良いゲームだとしても、楽しそう、自分にもできそう、やってみたいと思ってもらえることが重要。動機があると、ゲームの理解が浅くても、覚えようとする。それが大切。との事でした。
具体例として、知財でポンを制作した時のお話が参考になりましたので、ご紹介します。

 

知財でポンができるまで

ゲームの完成イメージは、絵合わせ+ぼうずめくり。
守って広げて、アートを発信する。
という形になりましたが、そうなるまでには試行錯誤をされたようです。

・最初の発案は…
①ロイヤリティで荒稼ぎするゲーム
ゲームに隙間があり、専門家の方から意見をいただけて、精度を上げたらより現実になった。しかし、これでは現実のごっこ遊びになってしまい、なしとなる。

②クイズ形式のゲーム
ゲームを作っていたら、形式からクイズとなりセミナーっぽくなってしまった。

どちらもゲームらしくないためにボツ。
原点に帰り、知財ゲームの狙いは何か? みんなに仕組みを知ってもらい使ってもらいたい。ちゃんとつかってもらうために最低限のルールは設定しよう。

それから、知財の活用するために、活動分析・ハイパーリアル化・単純化するなどを続け、現在の知財でポンとして完成。

 

ゲームの制作は大変だとは思っていましたが、すごい練り上げて作っていくものだなと、お話聞いていて関心しつつお話を聞いていました。

 

2.実際にゲームをプレー

橋本さんよりゲームのルール説明をしていただき、実際にゲームをプレーしました。

ルール説明は、動画が公開されていますので、よろしければご覧ください。

 

 

そしてゲーム開始。
協力プレー、自分だけうまくやろうとしても勝利条件を満たせないので、適度な相談と個々の判断、どちらも必要でみなさん真剣に考えてプレーしていました。
ゲーム内の用語でオレノンというのがあり、ことごとく邪魔されてイラッとしました(笑)

 

知財でポン 研修ゲーム会02

 

私個人が、プレーしていて感じたり学びだと思った事

・守っているだけでは勝てない
自分だけの世界、守りすぎていては世に広がらない。
・攻めてばかりいると、権利が取られる
パクる人は一定数存在する。だから知財は必要。
・作品の共有にリスペクト、協力いただけることに感謝することが大切
実際にコラボや一部使用させてもらう事がありますが、一方的では相手が嫌な気持ちになる

 

など、知財の詳しい知識を学べたではないですが、なぜ知財が必要なのかは、ゲームを通じて学べたと思います!
ゲーム自体も、ギリギリ勝てるかどうかのバランスで、2回プレー中、1回目は負けましたが、2回目はラストで勝つことができました。

 

知財でポン 研修ゲーム会

 

・番外編 試作中のゲームプレー

2回プレー後に少し時間があり、今橋本さんが試作しているゲームのテストプレーをさせていただきました。

ゲームの主目的は「電子印鑑の必要性を感じてもらうこと」

ゲームでは、案件を従来の印鑑チェックと電子印鑑チェックと両方を行い、早くすべての案件を社長確認済みまでする。

という事で、やりましたが、未完成のゲームは不備もあり、それに対して数々の意見が上がり、ゲーム作りの楽しさを体感できました。

 

試作ゲームプレー

 

 

3.まとめ~楽しさと学びのバランスは重要~

ゲームの後は、一部の方で懇親会へ。
コロナの状況なので、一定距離は保ちつつ、楽しいひと時を過ごしました。

 

知財でポン 研修ゲーム会

 

感想として、私は元々知財は必要とわかってはいるけど、難しいしめんどくさそう。自分にはあまり関係ないかな。
と思っていましたが、ゲームを通じて、世に広げていきたいこと・モノがあるなら、適時守るために知財は必要だなと感じました。
それと、守りっぱなしでは、広がらない。やっぱりという納得感ありでした。

自分自身、電子出版業をやっている事もあり、多少の知識や経験はありますが、権利関係は複雑なので、自分でも多少勉強するとしても、深い所は専門家に力を借りるのがよいかなとも思います。

そして、何よりゲーム自体がおもしろかったので、学びも多く、とっても良い機会でした!

奈良県から来ていただいた橋本さん、ご一緒いただいた皆様、ありがとうございました!

 

 

道を作るシェルパ

関上 直人

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。